「江の島灯籠2022」の楽しみ方 混雑ポイントなど行く前にチェックしておいて欲しいことを実際に取材して調べてきた

冬の「湘南の宝石」に対して、夏の江の島は「江の島灯籠」。今年の「江の島灯籠2022」が7月23日(土)よりスタートしました。1000基の灯籠によるライトアップが江の島を光で包みます。今年は空間デザイナー長谷川喜美(ベルベッタデザイン)による「光の絵巻」がエリアを拡大。瑞心門から辺津宮をつなぐ光の演出が楽しめます。
長谷川喜美氏(ベルベッタデザイン) コメント
この“光の絵巻”は、昨年に引き続き、江の島誕生の伝承「江島縁起」から着想を得てストーリーを演出しました。瑞心門では「江ノ島誕生」 「五頭龍」 「天女降臨」 「天女と五頭龍の出会い」 「五頭龍の御加護」加え、新たに「花火」のモチーフによって厄災を祓う気持ちと現代の美しい江の島の夜を表現しています。
さらに、今年は天女をお祀りする辺津宮も舞台に加えスケールアップしたストーリー演出を行います。江島縁起では天女と五頭龍の恋が成就します。二つの根が結びついた銀杏「むすびの樹」、恋愛が成就するといわれる「むすび絵馬」など、辺津宮は天女にまつわる恋愛のご利益があるところ。夏の夜の江の島に恋のモチーフを散りばめて恋愛成就を願いました。大切な方と一緒に是非訪れていただければと思います。
有限会社ベルベッタデザイン プレスリリースより
江の島灯籠2022の初日に行ってみた

8月31日まで続くこのイベント。初日の7月23日(土)に実際に江の島を取材しました。
この日の日の入りは18時53分。ライトアップの点灯自体は18時ですが、19時15分ぐらいになると暗くなってきて一層光の演出が映える感じがしました。

一番の混雑箇所は、やはり瑞心門。江の島誕生の伝説「江島縁起」を軸にした物語が光と音で幻想的に表現されます。鳥居にプロジェクションマッピングされた天女や五頭龍に夢中になってしまいますが、このエリアは通常時でも混雑する場所。ライトアップ全体が一番見やすい場所がエスカー乗り場へ分岐する通路の角の所のため、人が溜まりやすくなります。通路は普通に島内からのバイクや自動車が出てくる場合がありますので写真を撮る方はご注意を…。

動画
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江の島灯籠2022の楽しみ方

神奈川県民にはポピュラーな観光地ではありますが、夜のイベントは消灯時間が決まっています。スムースに楽しむポイントなどをまとめてみました。

エスカーは上りのみ!

知られているようで知られていないこと。エスカーに下りはありません。下りは階段を徒歩で降りることになります。(昼間だと弁天丸も一応ありますけども)。ビーサンで行けなくはないですが、スニーカーの方が無難。
江の島岩屋のみ昼のイベント
ライトアップ点灯はサムエル・コッキング苑と江の島シーキャンドルは18時から20時まで、江島神社・御岩屋道通り・亀ヶ丘広場は20時半までですが、江の島岩屋のみ9時から18時(最終入場)。江の島岩屋のみ実質昼のイベントであることにご注意を。
江の島の夜は早い…

ライトアップは20時(土日祝21時)までですが、下に降りてくると、江の島弁財天商店街のほとんどが閉店しています。お土産などは先に買っておくほうが良いですが、そうすると時間がなくなって…みたいなジレンマも。
混雑回避は遅い時間だけど消灯時間に注意

ライトアップもの全般に言えますが、遅めの時間帯の方が混雑を回避できます。ただし消灯時間が早めのため、鑑賞ペースに注意が必要です。
「点灯前から江の島を楽しむ」作戦
例えば、江の島岩屋へ直行して夕日を眺めてから下に降りていくなんてプランも。ライトアップだけを目指して行くのではなくて、早め時間から江の島に入っておいて、ライトアップの早めの時間帯に離脱というのも良いかなと思います。
編集後記

今年はシーキャンドルのグリーンライトアップなど1日限りのイベントも取材してきましたが、やはり江の島灯籠は盛り上がり方が全然違いました。楽しみ方の正解は1つだけではありませんが、読者のみなさまの参考になれば幸いです!
リソース

- 記事中の動画・写真はすべて編集部による撮影
- 一部、ベルベッタデザインプレスリリースよりの画像を使用
- https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000083795.html
江の島灯籠2022の開催概要
- 2022年7月23日(土)~8月31日(水)
- 土日祝と8月11日(木祝)~16日(火)は21時まで
- 雨天・荒天中止
- 点灯時間 18時から20時30分
- 江の島サムエル・コッキング苑/死の島シーキャンドルは期間中最終入場19時30分(混雑状況により延長あり)
- 江の島岩屋は期間中最終入場18時
- 会場:江島神社(瑞心門・辺津宮・中津宮・奥津宮)/江の島サムエル・コッキング苑/江の島シーキャンドル/御岩屋道通り/江の島岩屋 他