小泉八雲が再話した怪談ゆかりの地、島根県・松江。昨年は新型コロナウイルスの影響により中止となった「松江ゴーストツアー」が、2021年7月より開催が予定されています。

同ツアーは、小泉八雲が再話した怪談の舞台があちらこちらにある松江城の周辺を、語り部とともに五感を研ぎ澄まして巡るという人気のナイトツアー。主催のMATSUENJOY(松江観光協会)では現在「松江ゴーストツアー」を中心に怪談、文豪といったキーワードの企画を計画中で、コース等が決まり次第、同協会のサイト等で発表していくということです。
小泉八雲と島根・松江

日本の怪談に強く惹かれた小泉八雲は、怪談「耳なし芳一」や「雪女」をはじめ、40編もの怪談を残しています。八雲は松江在住の際、妻のセツに松江に伝わる怪談を毎晩語らせました。武家屋敷に移り住み、日本人のように着物で過ごしたという八雲。「小泉八雲旧居」として当時のままに保存されている武家屋敷には、八雲がお気に入りだった枯山水の庭を当時のまま愉しめるほか、「小泉八雲記念館」では直筆の原稿や特注で作られたという愛用の机なども見学できます。
「月照寺 人食いの大亀」

松江藩主・松平家の菩提寺である月照寺。境内には高さ3メートルもの石碑がのった大きな亀の像があります。
この亀は、夜な夜な動きいては松江の街で人を食べるなどの悪さをするので、月照寺のお坊さんが亀の背中に大きな石の杭を打ち込んで、動けなくしたといわれています。

ほかにも、亀の首を切り落としたという説もあって、実際に亀の像の首元に亀裂が入っています。なお、現在ではこの亀に触ると長生きするとも言われています。
普門院「小豆とぎ橋」と「幽霊の足跡」
約400年前に松江藩・初代藩主の堀尾吉晴公が松江城を築城し、城下町を造成したときに開創された寺院の普門院。美しい庭園や茶室が人気ですが、その華やかなイメージの一方で恐ろしい伝説が語り継がれています。

「小豆とぎ橋」
普門院正面の「小豆とぎ橋」は、夜な夜な女の幽霊が現れ、橋の下で小豆を洗っているという言い伝えがあり、「謡曲:杜若(かきつばた)」を歌うと恐ろしい事が起こるという伝説が。
「幽霊の足跡」
普門院では、いつからか天井に足跡が浮かび上がり、「幽霊の足跡」としても噂になっています。今では、手跡の方が良く見えるという情報もあるそうです。
体も「凍る」?暑い夏にぴったりの島根のオススメスイーツ
加島茶舗:抹茶やほうじ茶を使った作り立てシロップの「かき氷」
松江市にあるお茶屋、加島茶舗。夏になると暑い時期にぴったりの「かき氷」が登場します。シロップには加島茶舗の抹茶、ほうじ茶パウダーが使われていて、注文されてから作られます。作り立てだからこそ感じられるお茶の香りを楽しめます。

- 加藤茶舗 公式サイトの「日本茶スタンド」のページ
松葉屋:アイス感覚で楽しめる「噂の生どら」
奥出雲町にある松葉屋の「噂の生どら」は、ふんわりやわらかく焼き上げた皮に特製クリームがサンドされた一品。このスイーツは、東京・日比谷にある「日比谷しまね館」でも冷凍して販売されています。半解凍の「生どら 」をアイス感覚で食べるのがおすすめということです。

- 松葉屋
都内でも「噂の生どら」を入手できます
日比谷しまね館は、日比谷にある島根県のアンテナショップ。物産品の販売以外にも観光・移住情報などを発信する島根県の情報発信活動拠点。同館については近日、編集でがっつりと取材してみたいと思います!
- 日比谷しまね館
記事内の関連サイト
月照寺の公式サイト
普門院の公式サイト
松江観光協会
- 一般社団法人 松江観光協会
- 問合せ先:0852-27-5843
リソース
- 島根県観光PR事務局さま、同「島根県ニュースレター」