第三十八回 上野東照宮 冬ぼたん 「わらぼっち(藁囲い)」を施した、冬ぼたん40品種、200株が楚々と咲く

上野公園内に位置し徳川家康公を祀る上野東照宮では、2020年1月1日(水・祝)~2月24日(月)の間、常時約200株の冬ぼたんが、社殿や五重塔など本格的な江戸建築に彩りを添える『上野東照宮 冬ぼたん』が開苑されます。開苑期間中は、人気品種の“八千代椿”“島錦”“黄冠”や、中国・アメリカ・フランスの海外品種などを合わせ、約40種類200株以上の冬ぼたんが楽しめます。
「冬ぼたん」と「寒ぼたん」
牡丹には早春と初冬に咲く二期咲きの品種があり、このうち低温で開花した冬咲きのものが「寒ぼたん」と呼ばれています。気候に大きな影響を受けるため、着花率は2割以下と低く、咲かせるのが極めて困難となっています。それに対して、春と夏に寒冷地で開花を抑制し、秋に温度調整して冬に開花させるという特殊な栽培の技術を用いて咲かせたものを「冬ぼたん」と呼んでいます。花の少ない冬、縁起花として新春に華やぎを添えるため、丸2年を費やし育成される「冬ぼたん」。わらぼっちの下で楚々と咲く可憐な姿は、見る人を魅了します。
概要
- 名称:第三十八回 上野東照宮 冬ぼたん
- 開苑期間:2020年1月1日(水・祝)~2月24日(月)※期間中無休
- 開苑時間:9:30~16:30(入苑締切)
- 入苑料:大人(中学生以上)700円、団体(20名以上)600円、小学生以下無料、
東照宮社殿共通拝観券1,100円 - アクセス:JR上野駅 公園口より徒歩5分